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さまざまな症状に精油を活用する際の基本的な考え方【アロマ・アドバイザー受講生向け】

アロマ教室&サロンBlanche講師の有薗世理です。


先日花粉症の記事をUPしました。今日はアロマ・アドバイザー受講生向けの内容です。




 



精油を活用する際の考え方の基本



今回は花粉症を例にとって精油を活用する際の考え方の基本とコツを説明していきます。


まず初めに「花粉症」とはなんなのか?を知っていますか??


「花粉症」について理解する必要があります。


何が原因で、体の中でどのようなことが起こっていてどのような反応(症状)がでているのか、そして治療法はなんなのか。


原因がわかれば対処法がわかります。

身体の中でどのようなことが起きていているのかがわかればどの部分でどのように精油を活用できるのかわかります。

治療法とその治療がどのように身体に影響を与えるのかがわかれば、アロマテラピーで代用できるのか、できないのかがわかります。



花粉症は「季節性アレルギー性鼻炎」のことです。

花粉症は免疫のひとつです。免疫反応が私たちにとって不利益に働いた場合、これをアレルギー反応といいます。

このアレルギー反応に関する病態生理や病理学はこれだけで2時間講義ができる情報量なのでここでは割愛します。


花粉症は花粉や空気中に飛散するアレルギー症状の原因となる抗原を体内に入れないようにすることが基本です。


体内に入ってくる花粉(あるいはその他の)抗体に対して体の防御機構の抗体が体に必要ないものを追い出そうと、鼻水を出したり咳やくしゃみを出します。


花粉によるアレルギー反応は人によってさまざま。

鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳、痰などの呼吸器症状。

胃腸の不快感や腹痛下痢などの消化器症状。

頭痛、目の痛み痒み、皮膚の痛み痒み、その他さまざまな症状があります。


花粉症で腹部症状がでることは知っていましたか?

結構知らない方多いんですが、花粉症の時期になる胃腸の不調は花粉症が原因かもしれません。


花粉症に限らずですが、アレルギー反応がでないようにするには基本、その原因となるものを遠ざけることが大切になります。


花粉症は花粉が原因ですから、花粉が飛散する時期は布団や洗濯物を外に干さないことであったり、外に出る時はマスクや眼鏡をすること、室内は空気清浄機や加湿器を使用したり、外から帰って着替えたりシャワー浴びるなど、体内に花粉を入れないようにすることが大切です。


次に、花粉症で精油をどのように使用できるか考えてみましょう。


  • 環境を整える

  • 抗原を体に入れない

  • 微生物を抑える

  • つらい症状の改善

  • 免疫系に働きかける


それぞれどのように精油を活用できるのか考えてみましょう。



さまざまな使用方法がありますね。


それを全部書き出してみましょう。


生活の中にたくさん精油を活用できる場面があることに気が付きます。


花粉症といっても人によって環境も症状もさまざまです。


「自分にあった精油の活用方法」をじっくり考えて自分にできる範囲で取り入れていく。


これができるのが「アロマ・アドバイザー」だと思うのです。


鼻が詰まっているという状態は「鼻腔が浮腫んでいて塞がっている状態」ですから、それを解消するための作用を持つ精油を選びたいですよね。


浮腫みを解消するならば細胞間質の水分を正常に戻したいので「うっ滞除去作用」がまず浮かびます。


鬱滞除去作用を主な作用にもつ芳香性成分はなんでしょう?


モノテルペン炭化水素の主な作用にうっ滞除去作用があります。モノテルペン炭化水素を多く含む精油をピックアップしましょう。


鬱滞除去作用を持つ芳香成分子をしらべて、その芳香成分子を持つ精油をピックアップしてみましょう。


「鬱滞除去作用」の特性を持つ精油をピックアップしましょう。


調べていると、「静脈強壮作用」や「リンパ強壮作用」などの浮腫みを解消するのに効果的な作用が他にもみえてきます。


そして、今回は「花粉症」ですから、鼻水などの症状もあるなら「カタル作用」を持つ精油

があれば使いたいですよね。


免疫によるアレルギー反応による炎症が原因の浮腫みなので「抗炎症作用」や「免疫調整作用」を持つ精油も選びたいところです。


こんなふうに、ひとつの症状から出発して多方面からかみ砕きながら精油を選ぶと「こういう症状にはこういう精油が候補にあがる」ことがわかります。


その候補の中から、より症状や身体の状態に適した精油を選んでいきます。




解消するための作用を持つ芳香成分類の主な作用から精油をピックアップしたり


芳香分子の作用から精油をピックアップしたり


さらにその中から呼吸器に得意な精油を特性をみながら考えてみたり。



1,8シネオールがどんな作用を持っていて、どの精油に何%含まれているのか。

その精油が持つ特性はなんなのか。

いつどこにどのように使用するのが自分にとって精油の作用を最大限活用できるのか。



これらを知っているのと知らないのとでは精油の使用方法は大きく変わります。



主語が大きくなればなるほど個別性から遠ざかります。

精油の選び方も変わります。


SNSで精油のさまざまな情報がでていますが、果たしてそれは本当に自分にも最適な選択なのか?


ボドゥ―氏は、「すべてはあなたの鼻が知っている」「精油の作用を取り入れたいのであれば、まずはそのAroma(香り)を好きになることが必要」と言っています。精油の作用を調べ、ベストと思う精油を選択し、最後あなたの鼻がその香りを「好き」と感じるか。「苦手」と感じるとしたら、それはなぜなのか。

私は、このプロセスはとても重要だと考えています。


そして、これをすると精油を覚えます。

試験対策にもなります。


「この精油はこういう目的であのブレンドに加えた」という経験と香りが記憶と結びついて精油を覚えることができるのです。


教科書や参考書を開いてめくって考えた分、点と点が線になっていきます。





Blancheのアロマ・アドバイザー受講生からは、公式LINEからメッセージでいつでも質問を受け付けています。(無料)「勉強の仕方がわからない」「講義でのわからないところがある」「なにを勉強していいのかわからない」などなど、さまざまな疑問・質問・相談を受け付けています。


アロマ・アドバイザー試験に向けて頑張っている方、Aromaを楽しみながら頑張りましょう!



 

アロマテラピーは代替え補完療法です。

薬の代わりにアロマを使用するというのはなかなか難しいですが、薬などの薬物療法と併用して、薬物療法だけでは手の届かないところをアロマテラピーで補完するほうが現実的なアロマテラピーの取り入れ方だと思っています。


「なるべく薬を使用したくない」という気持ちはわかります。私も実はそう思っているところがあります。しかし、いくら「薬を使いたくない」といってもアロマテラピーだけではどうにもならないことがあります。


アロマテラピーを試してみたけど改善ができないなら受診する、というのも必要です。

また、受診して薬ももらったけど、薬も使用しつつアロマテラピーも取り入れるというのもいいと思います。


なんでもかんでも「アロマテラピーだけでどうにかしよう」という極端な考え方はおススメしません。(アロマテラピーだけに関わらずですが。)


アロマテラピーと西洋医学の薬物療法の違いはなんでしょう?

精油は複数の芳香成分からなるものですが、薬は基本単一成分です。

そして、精油の素晴らしいのは嗅ぐことで0.2秒で脳に働きかけることができること、自律神経やホルモンバランスに働きかけること、身体だけでなく精神面に働きかけることです。

その影響は時に、無意識の領域にまで及びます。


そんなすばらしい精油ですが、「根拠」なく使用するならそれは雑貨なのです。

精油は雑貨として、なんの根拠や知識がなくても「いい香り」として誰でも楽しむことができます。これは薬にはできません。


一方、根拠をもって精油を選び、用法容量を考えて使用するとそれは「アロマテラピー(芳香療法)」と呼べるものとなると、私は考えます。


アロマテラピーでできること、できないことを根拠をもって判断すること。

これを、アロマアドバイザーの皆様にはできてほしいと私は思っています。



ただし、安易に「これを使えば○○が良くなるよ」などの言い方をしないように気を付けてくださいね。







当校はNARD JAPAN アロマ・アドバイザー資格認定校です。

随時無料説明会を実施しています






Blancheにてブレンドアロマのセッションを受けられた場合、お選びになった精油がどんなメッセージを伝えてきているのかをお伝えさせていただいております。


お問い合わせは公式LINEからお願いします。




 

家庭のケアにアロマテラピーをとりいれてみませんか


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Blanche(ブランシュ)

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TEL:0555-25-7623

山梨県富士吉田市ときわ台2-7-11(ときわ台接骨院内セラピールーム)

ナード・アロマテラピー協会アロマ・アドバイザー認定校


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