
カモマイル・ローマン精油
リンゴに似た甘酸っぱさを持った、心地よい気分を落ち着かせてくれる香りです。
ポプリに加えると全体の香りを整えてくれます。
キク科
水蒸気蒸留部位:花
主な産地:フランス、ハンガリー
エステル類を約75%占めています。
アロマ・アドバイザーで学ぶ精油の中でもエステル類を多く含む精油No.2です。
カモマイル・ローマンの最大の特徴は「精神的なストレス」に対して幅広く使用できることかと思います。身体的な症状としては消化器官、皮膚に対するものに特に作用します。
溜まりにたまった精神的ストレスのはけ口が皮膚に症状として現れたり、消化器症状として現れたり、神経症や心身症、鬱などの様々な症状として現れることが知られていますが、
カモマイル・ローマンはこの全てに対してその強い鎮静作用が期待できるのです。
カモマイル・ローマンを家庭の中で利用してほしいのは主にこんな方です。
精神的な問題を抱えている人
強い痒みや炎症を持っている人
カモマイルローマンは濃度に関わらずその素晴らしい作用を発揮してくれます。
つまり、高濃度にする必要がないのです。
カモマイル・ローマンは花から採油される精油ですが、採油量が少ないため高てて価な精油のひとつです。1滴だけでも香りが強いので使用には注意してください。
1%以下で使用してもしっかり存在感を現します。
ブレンドに1滴加えるだけで、全体の香りのバランスを整えます。
カモマイル・ローマンは母子のハーブともいわれ、子供の心身症などにも使用できます。
夜泣き、癇癪、理由不明な体調不良や訴え、心因性様々な症状(悪心、腹痛など)、鬱病、極度の緊張状態、行動障害、神経過敏症、自律神経失調症、精神的ショック、ストレス、不安症、不眠症、頭痛、自己抑制、様々なレシピに使用することがでます。
産後の精神不安にも使用できます。
精神的、神経的な全ての症状に1滴加えるだけでいいので、不安やストレスを感じたら1滴使用してほしい精油です。
皮膚の痒みの症状に対しても期待できます。
抗炎症作用、抗アレルギー作用があり、なんとコラーゲンの産生促進作用があり、濃度0.5%でお肌のキメを整える作用が実験で明らかになっています。(0.5%以上の濃度でも0.5%とほぼ変わらない結果)
そのため、スキンケアにも適している精油と言えます。
鎮痙攣作用(特に消化器系に対して)が期待できるため、胃痙攣や吐き気・嘔吐、下痢、消化不良などの胃腸の不調を感じた時にも使用できます。
ダイエット中のストレス緩和にもいいですね。
Blancheではカモマイル・ローマン精油を使用したアロマクラフトをつくることができます。
5mlも使い切れないかもしれないから購入を躊躇するけど、一度試しに使ってみたいという方は是非ご利用ください。
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