
NARD JAPANのアロマ・アドバイザー講座では2種類のラベンダー精油について学びます。
この二種類何が違うのかというと「芳香性成分が全く違う」のです。
ラベンダー・アングスティフォリア
ラベンダー・スピカ
そもそもラベンダーの種類は200種類以上
ラベンダーの種類は200種以上あり、香りも様々。少しづつ香りが違うので当然その芳香成分も違います。
プラナロム精油はケモタイプと呼ばれる「芳香成分」をチェックしているのでその品質を一定に保った状態で販売されています。
1.ラベンダー・アングスティフォリア
地中海沿岸で比較的標高が高い、乾いた土壌で育つ一般的にラベンダーと認識されている種。
真正ラベンダー、イングリッシュラベンダー、コモンラベンダー
香り:爽やかな酸味のある甘酸っぱい香りが特徴で心を落ち着かせてくれます。
鎮痙攣作用に優れ、エステル類が多く含まれているため鎮静作用、鎮痙攣作用、神経バランス調整作用も期待できます。
ラベンダー精油の中でもアロマテラピーの万能薬ともいえる種で安全性も高く、子供や高齢者が使用するのにも適しています。家庭に常備したい精油のひとつです。
2.ラベンダー・スピカ
地中海沿岸の平地で生息し、アングスティフォリアよりも暖かい地方で生育します。
スパイクラベンダー、野生ラベンダー、ラティフォリアとも呼ばれます。
香り:クッキリとした野性味あふれる精油の香りはフレッシュに適しています。
この精油は精神的不調への効果は期待できません。
日常のスキンケアや皮膚トラブル、虫刺され、呼吸器ケアに使用できる精油です。
ラベンダー精油で最も有名な逸話があります。
1920年代初頭、南フランスのプロバンス地方において、香料の研究者であった ルネ・モーリス・ガットフォセ(1881年-1950年)は実験中に手に火傷を負い、とっさに手近にあったラベンダー精油に手を浸したところ傷の治りが目ざましく良かったことから、精油の医療方面での利用を研究し始めた。というものです。
この発見があったことでフランスでは精油を医療に活用し、発展していきます。アロマテラピーも日本語に訳せば「芳香療法」。香り成分を使用した療法なのです。
これらの情報を基にこの逸話を読み解くと、「南フランスのプロバンス地方」で「火傷の治りが目覚ましく良かった」という情報から、この時に使用されたラベンダー精油というのはラベンダー・スピカに近いラベンダー精油だったのではないかなと推測してしまいます。ちなみに、瘢痕形成作用はどちらのラベンダー精油にもある特性のひとつなので、火傷の際にはどちらの精油も使用できます。
スピカはアングスティフォリアに比べて万能感はありませんが、傷の瘢痕形成と感染予防、呼吸器系へのアプローチには優秀です。
虫刺されの排毒に使用したり、石鹸に入れる精油にぜひ加えたい精油のひとつです。
ラベンダーはどちらの種も最も多く含む芳香成分類はモノテルペンアルコールでリナロールを30~50%含みますが、スピカ種にはリナロールの特性である鎮静作用、血圧降下作用、抗不安作用が特性として挙がってきません。
そして、リナロールと微量のボルネオ―ル以外の芳香成分は全く別物の芳香成分によって構成されています。
今からアロマ・アドバイザー試験を受験される方
「2つの芳香成分の円グラフを見て、どちらがラベンダー・アングスティフォリア精油、もしくはラベンダー・スピカ精油の円グラフを選べ」という問いが出てもわかるようになるといいでしょう。
全てを覚えようとせず、2番目に多い芳香性分類をチェックするといいですよ。
ラベンダー・アングスティフォリアはエステル類
ラベンダー・スピカは酸化物
これで見分けることができますね!
ただただ暗記しようとすると量が膨大ですし大変です。
丸暗記するところとポイントを押さえて覚えるところをポイントを押さえていくと理解が深まりますよ。
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