看護師が教えるアロマ教室Blanch-ブランシュ-です。
過去ブログでも書きましたが、今回は写真で経過を付けて書き出しました!
打撲でアロマケアした過去ブログはこちら
今回はスケートで負傷してきた子供の打撲をアロマでケアしつつ、写真で経過を追っていきたいと思います!
前回はお尻の打撲だったので写真掲載ができなかったので。リベンジです(笑)
今回は膝の打撲です。骨折の所見はありませんでした。
右膝の内側に顕著な打撲痕と腫脹が見られます。
① 発赤(赤くなる) ② 熱感(熱を持つ) ③ 腫脹(腫れる) ④ 疼痛(痛みがある) の4つがあり、これらをまとめて、「炎症の4徴候」といいます。
これが右膝にはみられました。
左膝の方が見た目は派手なんですが、実際は右膝のほうが炎症反応が強く見られているわけです。
骨折している時は本当に痛いですが、部位によっては気が付かないなんてこともあります。「動かせるから大丈夫」「歩けるから大丈夫」
そんなことを思っていたら骨折していたなんてことがあります。
スポーツしている方の疲労骨折なんかもそうですね。
なんか痛いなーと思っていたら骨折していた・・・なんてことも。
骨折してるかどうかわからない場合は病院でレントゲン診断してもらいましょう。
余談ですが、私は右手の人差し指付根が倍くらい腫れたのに病院に行かずにいたら皮膚が癒着してしまいました。多分骨折してたんだろうなー。(;´д`)トホホ
受傷0日目
受傷直後はまずRICE処置をします。
RICE処置とは、肉離れや打撲、捻挫など外傷を受けたときの基本的な応急処置方法。Rest(安静)・Icing(冷却)・ Compression(圧迫)・Elevation(挙上)の4つの処置の頭文字から名付けられました。早期にRICE処置を行うことで、内出血や腫れ、痛みを抑え、回復を助ける効果があります。
とはいっても内出血を確認したのは受傷してから3時間程経ってから。
本人も内出血を確認してから「みて~痛い~」などと言ってきた感じです。
まずは安静。といっても包帯固定などするほどではないので、「今日はもう早く寝る。」これにつきます。
次に冷却。濡らしたタオルや、濡らしたタオルにアイスノンなどをくるんで10~15分程度、短時間冷やします。熱感が強い場合は休憩しながら数回冷やしましょう。
ちなみに我が子は(本当は温めない方がいいんですが)「寒いから」としっかり湯船で温まったのでした。
多いんですよ。「炎症期はお風呂を控えてシャワーだけにしてくださいね。」とお伝えさせていただいても、お風呂に入る方。(-_-;)
そして圧迫。打撲直後など、痛みが治まるまで患部を抑えたりして痛みが引いてくるのを耐えたりする経験ありますよね?本能でやっていたことですが、圧迫することで腫れや内出血を最小限に抑えます。
今回は受傷直後ではないので、いまさらの圧迫は逆に痛みが伴うためしていません。
状態によっては包帯固定をしますが、今回はそこまでではないのでしませんでした。
そして挙上。患部を心臓より高い位置に保ちます。血液が心臓に向かって流れるので、内出血による腫れを防ぐことができます。患部の下に座布団やクッション、たたんだ毛布などを敷くとよいでしょう。
まあ、このくらいの小さな打撲の場合はそこまで神経質にならずとも、とにもかくにも「早く寝る」につきます。
使用した精油は打撲には必ずといっていいほど登場する「ヘリクリサム精油」です。
患部に塗布していきました。
今回もこのヘリクリサムの血腫抑制作用と抗炎症作用、鬱血除去作用、血液凝固阻止作用を期待して使用していきます。
ヘリクリサム精油は独特な香りがありますが、使っているうちに慣れてきます。(笑)
ヘリクリサムと打撲の過去記事はこちらをどうぞ
受傷1日目
内出血が若干広がりました。
受傷2日目
右膝の打撲痕が青くなってきましたね。
受傷3日目
少しずつですが痛みが引いてきているそう。
そろそろ学校も始まるので、自分でケアができるようにロールオンボトルに入れて渡しました。我が子は手が汚れることを嫌がるのでロールオンにして喜んでいました。
受傷4日目
腫れも引いてきて触っても叫んだりしない程度に炎症が落ち着いてきました。
いいかんじです。
ロールオンのレシピはボドゥー氏のレシピを参考に作っています。
・ヘリクリサム精油(子供、妊婦、神経虚弱、てんかん患者、広範囲・長期間使用などに注意事項あり)
・ローレル精油
・ペパーミント精油(子供、妊婦、神経虚弱、てんかん患者などに禁忌・注意事項あり)
・キャリアオイル(業務用のマッサージオイルを使いました)
ローレルは鎮痛作用、ペパーミントは麻酔作用があります。
このレシピには使用量や使用方法に注意が必要ですが、家庭でできる打撲ケアには欠かせないものとなっています。
炎症期はだいたい3日間。そこまではいったん我慢してなるべく患部を安静にしてくださいね。
長くなってきたので受傷5日目以降は次回にします。
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