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精油がマイクロプラスチックを溶かす?

  • blancheblanche
  • 10月17日
  • 読了時間: 2分

精油が発泡スチロールを溶かす実験をSNSにUPしたら、

「マイクロプラスチックを溶かすのか?」という質問を頂きました。


結論から言えば、溶かす可能性は高いです。


密閉した容器の中で、d₋リモネンを含む精油の揮発した芳香性成分がプラスチックを溶かしたという実験報告があります。


精油が発泡スチロール(スチロール樹脂)を溶かすのは、化学的な溶解作用によるものです。

まぁ、溶かすといっても消えてなくなるわけではありません。

発泡スチロールのあの形が崩れるだけで、分子構造自体はそのまま維持されてます。

固体から液体になったわけでもなく、個体のままです。


ものすごく簡単に言えば、ココアが牛乳に溶けたみたいな感じです。

チョコレートでもいいんですけど、温かい牛乳に入れたら溶けますよね。

でも、原型をとどめていないだけでココアやチョコレートが消えてなくなったわけではないですよね。

これと同じことが起きています。


〇〇精油はマイクロプラスチックを溶かすから飲むといい、なんてのを聞いたことがあるんですけど、化学的観点から考えると

「溶けてどろどろになったやつのほうがどこに吸収されていくかわからないから怖くないかい?」

とか思ったりします。


まあ、そもそも体内のマイクロプラスチック溶かすほどの精油の量ってどのくらいなんだろうねって疑問もありますが。


何はともあれ、レモン精油でマイクロプラスチックが溶かす可能性はあるけど、溶けたら消化管通り抜けやすくなたりしないのかな?

たぶん、そのままの方が消化管通過して排泄されそうな気がします。


未知の世界ですから、わからないですけどね。


化学的に考えると、マイクロプラスチック除去の目的なら精油は飲まない方がいいでしょうね。





 
 
 

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